自分の「好き」を信じること。モノ選びに個性を与える方法って何でしょうか。

更新日:2021年6月3日


いろんなインテイリア計画を決めるとき、素材や間取りなどの大枠が固まったら、いよいよ決めていくのがカラーコーディネートです。


色は、その素材によって光の反射度が大きく違うため、その部屋の方角、窓の大きさや位置を確認したうえで光が挿し込む量を知ってから決めることが大切です。部屋の立地は変えられないので、単純に南の部屋といっても隣の建物が日光を遮るのであれば明るさの程度が変わってしまうためです。


明るい部屋(だろうから)少し彩度(=色の鮮やかさのレベル)を落とすと、実際はとっても暗くてどんよりした印象になりかねないのです。


その点家具は、とても大きいサイズでなければある程度の場所変更ができるので、配置替えをすることを前提すると選ぶ色の自由度が高くなりますよ。


例えば壁紙が柄であったり鮮やかな色であれば、引き締めるカラーや温かみのあるホワイト系といったほっとする色合いが良いでしょうし、鮮やかさで負けないカラーも主張があって素敵です。


「無難に、飽きのこないように」とは、私が家具屋に勤めていた時、オーダー家具やソファの生地を決めるときにスタッフからもお客様からもよくよく耳にした言葉なのですが、ほんとうにそれが正解でしょうか。、、、今となっては疑問に思います。


海外のELLEなど、有名な雑誌で表紙を飾るような写真は「無難に、飽きのこないように」とは全く違いながらも、刺激のある洗練された空間を表現していますよね。


そこには強いこだわりと、強い自信を感じさせる、自分の「好き」を信じたプランニングがされています。‘’柄×柄‘’が間違いでもないし、逆に無機質が間違いでもない。どこにも正解がない=全て正解、となるのでは?


インテイリアのカラーや組み合わせをお好みで選ぶのは当然ですが、ぜひもう一歩踏み込んだ条件でカラーを選んでみてください。


それは、

あなたの好きな色ですか?(無難に、で決めていませんか?)

あなたの好きな素材ですか?(機能だけで選んでいませんか?)


この2つの条件がそろっているなら、柄が大柄であっても色が周りと違っていてもよくある色であっても、価値のある選択です。


せっかく好きな色、素材を試すチャンスが来た時に、ただ「前例がないからやらない」のは勿体ないですよ。


自分の「好き」に対してどこまで本気に向き合って、考えて、悩んで、、、。

ついに見つけたものを最後までブレずに実現できるか。もちろん、それはとても困難なことでもありますし、時にはプロフェッショナルであるコーディネーターさんがお勧めしないことがあります。


お施主様のお立場としても「アドバイスする立場の人がそういうなら、、、」と諦めてしまうことって、意外とあるあるなんですよね。このときばかりは、協調ではなくお互いの本気度が試される瞬間でもあります。



ところで、飽きがこないインテリアなんてあるのでしょうか?


例えば天然木のように、時間をかさねる中でついた傷や日焼けまでもが、深い味になるような家具はどうでしょうか。